はじめに
筆者は2024年にデジタルノマドビザを申請して承認されました。その時の内容をお伝えしたいと思います。これからデジタルノマドビザを申請する人に少しでも役に立てればと思います。
かかった期間は半年くらいです。2024/12/28現在では承認が降りた状態で、一度マレーシアを出る必要があるため、まだ取得には至っていません。
また私はフリーランスではなく、日本の会社の経営者で普段はお客様のプロジェクト作業をしています。状況が違うと必要なものが変わるかもしれませんが参考にはなると思います。
ハマったこと
ノマドビザは家族3人分を申請しました。承認がされるまえに承認プロセス中はマレーシアにいない方が良いとMDECに言われたのですが、子供の学校があるので3人で出ないといけないか?と聞いたら、学生は学生ビザを取得することと言われてしまいました。妻と子供の申請は却下してもらいました。
申請費用は返ってきません。
MDECのQAにもそのことが記載されています。就労ビザなどとはちょっと扱いが違うようです。
申請に必要なもの
色んなサイトで必要な書類について書かれていますが、ここではもう一歩踏み込んで記載していきます。
ノマドビザのサイトにも記載がありますが、他にも必要なものがありました。
申請費用
本人: 1,000リンギット
帯同者: 500リンギット/人
パスポートの全ページ
申請者全員のパスポートのコピーが必要です。必ず1名ずつコピーしてください。
最新の履歴書/職務経歴書(英語)
海外っぽい職務経歴書を準備してください。参考サイトにあるような内容を作成しました。
参考:https://doda.jp/guide/syokureki/resume/stage87.html
最新 3ヶ月分の銀行取引明細書(英語)
私は会社の経営をしているので、ここは会社の銀行の取引明細と給与振込先の個人の銀行の取引明細が必要でした。
残高証明ではなく、取引明細なので注意してください。日本の銀行の殆どは英語で取引明細を出してくれないので、英訳して貰う必要があります。公証役場で認証しなくても私は大丈夫でした。
またメガバンクだと取引明細を取得しようとすると、日本の住所に郵送で送ってくる事があるので、すでにマレーシアに住んでいる人は注意です。「住信SBIネット銀行」とか「GMOあおぞらネット銀行」だとオンラインで銀行のハンコ付きのPDFがダウンロードできるのでおすすめです。銀行のハンコが押してあることが必須ではないですが、合ったほうがいいです。(子どもの学生ビザのときはKLでは必須です。)
会社の銀行明細は、プロジェクトからの入金があるのかを確認しているようです。
個人の銀行明細は、会社からの給与振込を確認しているようです。
最新 3ヶ月分の損益計算書または最新の納税申告書(英語)
私の場合は、源泉徴収票で大丈夫でした。英訳してもらってください。
最新3ヶ月の給与明細
給与明細の3ヶ月分を英訳してもらってください。
個人保証書
こちらは承認が降りた後に行うものなので、準備不要です。
無犯罪証明書(英語)
ここはちょっとハマりどころです。
日本で取得しようとした時は、警視庁に連絡すると外務省に許可申請してくださいと言われました。外務省になぜ必要なのかを伝えれば出しtメオ会えるとは思いますが、私は結局マレーシアの日本大使館で申請しました。2週間くらいかかります。
無犯罪証明書をもらうと封筒に「開封無効」とありますが、PDFで送る必要があるので開けましょう!英語でも記載されているので、翻訳不要でした。
最終学歴卒業証明書(英語)
卒業した学校に行って卒業証明を取得してください。私は大学を中退したので高校に行ってもらってきました。英文でもらえたので、そのまま提出しました。
マレーシアの税務局であるLHDNから発行される税登録証明書
承認がされた後になにかするものっぽいので準備不要です。
マレーシアで有効な医療保険加入証明書
Allianzの一番やすい保険に入りました。必要であればマレーシアに住む日本人の保険屋さんを紹介します。
契約期間が 3ヶ月以上の有効なプロジェクト契約書(英語)
6ヶ月以上の期間が残る契約書が必要になります。こちらは契約している案件などに相談して、なんとか期間が長い契約書をもらいましょう。英訳してもらってください。
ちゃんと期間が記載されている契約書を準備してください。
こちらは契約先にE-Mailで連絡が入るので、きちんと先方に説明して対応をお願いしてください。
実は他にも必要だったもの
プロジェクト先への請求書(英語)
プロジェクトの真偽を確かめるためなのか、プロジェクト先への請求書も要求されました。英訳してもらってください。
会社の口座の銀行明細(英語)
すでに銀行明細のところに記載しましたが、プロジェクトが会社間の契約であったからか、会社の銀行の入出金明細の提出を求められました。プロジェクトの請求書と突合しているのかと思います。
プロジェクトの説明(英語)
プロジェクトがどういうもので、自分の役割や、人数などを求められました。テキストファイルやワードなどで作って、PDFにして提出してください。
プロジェクトの契約先の連絡情報(英語)
プロジェクトの契約書が本物かどうかの確認をするために、連絡先の提出を求められました。テキストファイルやワードなどで作って、PDFにして提出してください。
写真
書いてないですが、登録フォームにアップロードするので証明写真のデジタルデータを入手しておいてください。
実際にやってみてのアドバイス
準備するドキュメントの順番
「最新の~」という書類は最後にしましょう。他のドキュメント準備している間に月日が経ってしまって、再度最新の提出を求められます。
特に銀行の入出金明細については、郵送で2~3週間以内に送りますというメガバンクがあります。計画的にネット銀行に給与振込先を変えて、月末残高をRM1000以上になるように準備しましょう。
結構申請に時間がかかりますので計画的に!
英訳について
英訳したものを公証役場で認証してもらわないといけないという情報もありますが、私は翻訳を依頼してあげってきた英文のドキュメントをそのまま提出しましたが大丈夫でした。
KLのインターナショナルの学生ビザの申請では、翻訳会社のハンコが押印されてないとだめとかあるので、担当者次第だったりするかもです。
まとめ
情報が少なかったため、結構書類の準備で手間取りましたが、この記事を読めば必要書類はバッチリだと思うので、後は申請して、結果を待つだけだと思います。
無犯罪証明の開封無効の話とかどこにも記載されてなくて悶々としました。
皆さんのデジタルノマドビザの申請がうまくいきますように!
コメント